本物の龍
「本物の龍は一匹でええ…」by郷田龍司
競争や闘争、そういうものにたまらなく惹かれ、憧れを持つことが僕にもある。
No.1になる。
その言葉の響きはとてつもなく甘美だ。
だけど同時にこうも思う。
それらは一時的で、相対的なものなのではないかと。
勝ち負けは時の運。
勝ったとしても、こちらが絶好調で相手が絶不調だったかもしれない。
その一瞬の高揚感を勘違いして、堕落の道へ進んでしまうかもしれない。
だからこそ。
僕は絶対的な強さ、美しさを求めていきたいと考えている。
世界はずっとずっと、豊かさへ向かって歩みを進めている。
それなのに。
いつまでたっても、
「○○の方が優れている」
「○○は劣っている」
という二元論から僕は逃れることができていない。
それならば。
競争や闘争を認めつつも、絶対的な自身の指針も大切にしていこうではないか。
昨日よりも成長できたか?
そんなことではなく。
今僕は楽しんでいるか?笑顔なのか?
シンプルに。
きっとそれが、僕の思う
「本物の龍」なのだと今は考えている。